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ボストン美術館の名龍

05 11, 2013
こんにちは。
新入社員の寺田です。よろしくお願いいたします。

去る5月5日、大阪市立美術館で開催中の「ボストン美術館 日本美術の至宝」展に行って参りました。
当日は連休真っ只中ということもあり、美術館のある天王寺公園は家族連れで賑わっていました。

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明治時代に来日したフェロノサ、ビゲロー、そしてボストン美術館中国・日本美術部長であった岡倉天心。
彼らが中心となり収集した日本美術のコレクション70点が展示されています。

東大寺法華堂に伝わっていた法華堂根本曼荼羅図を始めとした仏画や仏像、在外二大絵巻と言われる吉備大臣入唐絵巻と平治物語絵巻、そして水墨画、狩野派、伊藤若冲に曾我蕭白・・・・・・
と見応えたっぷりの内容でした。
とりわけ力強い筆使いで描かれた曾我蕭白の雲龍図は圧巻です。

この雲龍図、長年巻かれた状態で保存されていたものを今回修復し、本来の形であったと考えられる襖絵に仕立てたのだそうです。
ポスターや美術館エントランスホールのパネル、ミュージアムショップで図録とセットで購入できるエコバッグもこの作品をモチーフにしており、主催者側の作品への気持ちの入れ様が窺えます。

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ぜひ、蕭白の雲龍図を始め、海や時代を超えて人々から愛された作品を、ご覧になってはいかがでしょうか。
会期は6月16日までだそうです。

(寺田)

嵯峨大念仏狂言

04 22, 2013
新入社員の柿田と申します。
以後、よろしくお願いいたします。

春らしい陽気となった14日日曜日、嵯峨の清凉寺にいってまいりました。
清凉寺では、境内の狂言堂にて、毎年4月半ばに大念仏会とあわせて嵯峨大念仏狂言が上演されます。

kakita01

嵯峨大念仏狂言は、壬生狂言、閻魔堂狂言とともに三大念仏狂言に数えられ、
鎌倉時代に円覚上人が、集まった民衆にわかりやすいよう身振り手振りを交えて
教えを説いたことが始まりと伝わります。
鉦(かね)と太鼓、笛によるお囃子の他は、終始無言で演じられるとてもシンプルな仮面劇ですが、
時におかしく、時に勇壮に、時にほろりとさせる、あたたかみのある伝統芸能です。

この日の演目は、あるお寺のご本尊と参拝にきた母娘のお話「釈迦如来」、
牛若丸と弁慶の出会いの場面を描いた「橋弁慶」、
そして、閻魔大王率いる鬼たちと、お地蔵さまに守られた餓鬼とが相撲をとる「餓鬼角力」の3本でした。

中でも最初の演目「釈迦如来」は、ご本尊が、参拝にきた美しい母親を見て嬉しそうに動き出し、
おかめ顔の娘には背中を向けて、遂には母親と肩を組んでお寺から出て行ってしまう、という
なんともユーモラスなお話でした。
そんな狂言を楽しんだ後には、生前のお釈迦さまの姿を写したと伝える清凉寺本堂のご本尊も、
なんだか身近に感じられました。

ところで清涼寺は、あの光源氏のモデルとなったという源融の別荘地に創建されたお寺です。
この春の時期と秋の年2回、その源融に似せて作られた阿弥陀如来像が特別に公開されています。
たくましい体躯に切れ長の目、通った鼻筋にきゅっと結ばれた口元、なるほど美男でいらっしゃいました。

***
賑やかな渡月橋界隈を少し離れ、穏やかな休日となりました。
桜のあとはどことなく寂しい気がいたしますが、気づけばもう若葉が元気よく茂っています。
豊かな自然と多彩な年中行事に、季節の移ろいを感じる日々です。

(柿田)

新入社員のご挨拶

04 11, 2013
こんにちは、新入社員の曽根と申します。
今年度は、私を含めて計5人が思文閣に入社いたしました。
さまざまな古美術や作品に触れ、多くの人にその美を伝える一助になれるよう努めてまいりますので
どうぞ、よろしくお願いいたします。

さて、先日、京都国立博物館で開催されている狩野山楽・山雪展に行ってまいりました。



「京都の狩野派は濃い。」とのキャッチコピーのとおり、障屏画、絵巻や掛軸などに、
漢画から、金碧の華やかなものや微笑んでしまうようなユニークな作品まで、多彩な作品が出品されています。
桃山時代や江戸時代初期の勢いと力強さを多くの実作品から感じ、やはり面白い時代だなと改めて思いました。

源氏物語の葵帖での、六条御息所と葵の上の従者が見物場所をめぐり騒動となった場面を描いた、
山楽筆の《車争図屏風》が出品されています。
野次馬の人々や驚き走り出す人々が表情豊かに、そしてまさに今動き出さんばかりに描出されており、
非常に細やかに描かれた人ひとりひとりの顔や動作を、ケースの前で見入ってしまいました。
約400年前に、山楽・山雪たちがどのように描いていたのか…そのようなことに想いを馳せた一時でした。

京都国立博物館のみでの開催で、会期は来月5月12日までだそうです。
とても分厚い図録もまた見応えがあります。
足を運ばれたらいかがでしょうか。

(曽根)

思文閣大交換会 1日より開催!

03 03, 2013
今年初の思文閣大交換会が、3月1日よりはじまりました!

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思文閣大交換会は、美術愛好家の皆様にご好評いただいている、
年に四回の大入札会です。

通算第16回目となる今回は、過去最多の出品点数で、バラエティに富んだラインナップとなりました。
有名大家の書画作品や、毎回ご好評のお茶道具はもちろん、未装作品のワンコレクションや
煙草道具、提物など、いつもよりさらに幅広く多彩な構成でお届けいたします。


ウェブ上では、作品の詳細が確認できるデジタルカタログや、
ご入札が簡単・確実な専用の入札フォームもご用意しています。

デジタルカタログの目次ページの各ボタンからは、それぞれの分野・形態の作品掲載
ページをご覧いただくことができ、お目にとまるものがあればそのままご入札までお進
みいただけます。

デジタルカタログ目次ページ
目次
※クリックで目次ページをご覧いただけます。

デジタルカタログでは、画像の拡大や、デジタルカタログだけで見れるエクストラカットなど、
ウェブならではの機能をご利用いただけます。

カタログのご利用はこちらから。
デジタルカタログ https://www.shibunkaku.co.jp/koukankai/201303/
入札フォーム   https://www.shibunkaku.co.jp/bid/


今回はSNSやメールによる共有機能も追加。
twitter、facebook、メール、はてなブックマークにて、
ページを離れないまま、お気に入りの作品を共有していただけます。
特にこの作品が気になる!という部分を範囲指定することも。
範囲指定は「クリア」で解除が可能です。

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会期中には、本社とぎゃらりぃ思文閣で下見会を行っております。
作品をまじかにご覧いただくことができ、その場でご入札が可能です。

【下見会場】 思文閣京都本社・ぎゃらりぃ思文閣
      地図 http://www.shibunkaku.co.jp/shop/map_shibunkaku.html
【会期】 2013年3月1日(金)-17日(日) 入札締切17:00
 ※お問い合わせ先 思文閣京都本社 TEL 075-531-0001

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今回の開催期間も、前回の12月と同様、約2週間となっております。
ご入札に際しては、くれぐれも締切日をお間違えないよう、お気をつけください。

全国集まりました逸品珍品の数々、まずはご一見くださいませ!

思文閣銀座 移転オープン

02 25, 2013
このたび思文閣銀座は、銀座6丁目の再開発事業に伴い、
36年間の永きに亙って店を構えました第一銀緑ビルから、
銀座5丁目の壹番館ビルディング地下1階に移転を致しました。

旧店舗のあった第一銀緑ビルは、銀座のなかで最も古いとされる
モダンビル(大正13年施工)で、とても趣のある佇まいでしたが、
新店舗の方も意匠は違えど、従来の書画屋のイメージを覆す現代的な
内装となっています。
今回はまだオープンして間もない店内の様子をご紹介いたします。

表入口







  新店舗は東京メトロ「銀座駅」を出て
  数寄屋橋交差点からほど近い、
  外堀通り(電通通り)沿いに入口が
  ございます。
  この入り口の左隣にはビルの入り口があり、
  エレベーターでもご来店いただけます。


表ガラス

エントランスの扉はヴェネツィア在住のガラス作家・三嶋りつ惠さんの手によるもの。

床はコンクリート、壁は大津壁(漆喰に使われる消石灰に黄系の土を混ぜて色味を
柔らかくしたもの)で、モダンな空間に仕上がっています。

展示スペース全体

屋久杉の大板を使った床の間と、木工作家の菅原伸一先生による格子。                                  
床の間と格子

応接間

リーチ引き手
バーナード・リーチの引手。

古美術から現代美術まで、時代や形状という垣根を取り払い、
美のセレクトショップを目指して魅力ある店舗を展開して参ります。
皆様のご来廊を、心よりお待ちしております。
プロフィール

shibunkaku

Author:shibunkaku
思文閣社長 田中大と思文閣のスタッフによるブログです。
思文閣は古美術・古典籍売買、美術館・ギャラリー運営、出版業など多様な事業を通して、日本文化の継承につとめています。

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